西遊記(さいゆうき)は、中国の明の時代に呉承恩(作者、ごしょうおん)が書いた中国古典長編小説です。西遊記は、中国4大名作の一つとして本として出版されていることはもちろんのこと、映画、ドラマ、アニメ、漫画、芝居、舞台、雑技など様々な分野でも大活躍です。西遊記は中国人のみならず、海外の人々、特に日本の人々に大変親しまれている作品です。 |
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1980年代、中国では「西遊記」という連続ドラマが大ヒットし、六小霊童(中国語でliuxiaolingtongと発音)が孫悟空を演じて一躍大スターとなりました。中国の人にとって「西遊記」という小説は、単なる文学作品ではありません。どんなに強い魔王でも恐れることなく戦う孫悟空の姿は、多くの中国人に勇気を与えてくれました。また、空を自由自在に飛んだり、瞬間移動したり、自分の思うようになんでもできる孫悟空は、西遊記の作者、そして中国人の憧れでもあります。
ドラマ「西遊記」が好評を得た大きな理由は、ドラマ「西遊記」の監督さんの功労であることは言うまでもありませんが、役者たちの演技が素晴らしかったことにもあります。西遊記の主人公である孫悟空に六小霊童という役者を採用したことは、西遊記のドラマを成功へと導いた第一歩とも言えます。六小霊童は暗い部屋で蝋燭を見つめる(迫力の孫悟空の目を作るため)などして、孫悟空の役作りに努力を惜しまなかったそうです。
中国の街を歩いていると、あちこちでドラマ「西遊記」の主題歌が聞こえてきます。男の歌手が歌っている「西遊記」の主題歌は歌詞が覚えやすく、テンポが速くないので、小さな子供さんから年配の方まで幅広い年齢層に親しまれています。西遊記ドラマが放送されてから関連グッツ商品は、いつもより増してたくさん売れたそうです。
1980年代、中国では全12話になるドラマ「西遊記」が放送され、その後も何度再放送されたか分からないぐらい高い視聴率を得ています。近年「最新西遊記」が収録され放送したものの、前回のような評判は得られず視聴率もそれほど高くありません。当時の西遊記の役者ではなく、新しいメンバーにしたことが視聴率の低い大きな原因だと指摘している人もいるようます。
日本では「西遊記の元祖」である中国より早く、1978年にすでにドラマ「西遊記」(全26話)が上映されていました。日本テレビで放送されたドラマ「西遊記」で孫悟空を演じたのは境正章さん、猪八戒(ちょはっかい)役には西田敏行さん、沙悟浄(さごじょう)役には岸部シロー(現・岸部四郎)さんという豪華メンバーです。男性である三蔵法師(さんぞうほうし)を夏目雅子さんが演じたことで、大変な話題となりました。
2006年、フジテレビで放送された「西遊記」は30%に近い高視聴率で、大変話題となりました。2007年7月、史上最大なスケールで撮影された映画「西遊記」がついに上映されます。孫悟空・役に香取慎吾さん、猪八戒・役に伊藤淳史さん、沙悟浄・役に内村光良さん、三蔵法師・役に深津絵里さんが演じています。
本来男性である三蔵法師に女優を取り入れたことは、中国で大きな話題となりました。経典を取りに行くという目的のために、あらゆる困難を乗り越える三蔵法師の意志は大変強いものです。しかし、どこか女らしい性格を持っているのも事実です。三蔵法師を女優が演じているのは、そこに理由があるかも知れません。スマップは中国でも大変人気がありますので、香取慎吾さんが孫悟空を演じていることに中国の人々は大きな関心を寄せているようです。



















